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抜歯をした後の治療はどうなりますか

2020/09/13
コラム
9月に入り、ようやく暑さも和らいできました。

歯を抜くことは、患者様にとってはもちろん嫌なこと、避けられるなら避けたいことです。
それは私たち歯科医師にとっても同じことです。
抜歯を宣告することは、患者様の期待に添えないことであり、決して気分の良いことではありません。
それでも、歯の状態によって、抜いてしまう以外に選択肢がないことがあります。

「歯を抜いた後はどうなりますか?」

やむを得ず抜歯しなければならない場合、抜歯後の治療法にはいくつか選択肢が用意されています。

1. ブリッジ
 前後の歯に被せ物(クラウンなど)をすることで、歯のない間の部分を連結します。
 <利点>固定式であること
 <欠点>前後の歯を削る必要があること、お手入れには歯間ブラシなどの使用・テクニックも必要
 <備考>保険適応または保険外治療の選択可能

2. 入れ歯
 歯のない部分を人工の歯で補います。
 <利点>ブリッジのように前後の歯を削る必要がない
 <欠点>取り外し式のため、外してお手入れする必要がある、異物感がある、金具が見えやすい部位だと見た目が悪い
 <備考>保険適応、保険外治療の場合、見た目の悪さや異物感を少なくするためのオプションあり

3. 親知らずの移植
 移植のための条件をクリアできた場合に適応可能
 <備考>保険適応

4. 矯正治療
 部位によっては適応になることもある
 <備考>保険外治療のみ

5. インプラント
 <利点>前後の歯を削ることなく、固定式である
 <欠点>チタン製の人工歯根を埋め込む手術が必要で、治療期間も長い、治療完了後も念入りなセルフケア、定期チェックが必須
     歯が歯周病にかかるのと同じく、インプラント周囲炎に注意が必要
 <備考>保険外治療のみ

歯を抜く部位や状態、時期によって様々な方法が考えられることもありますし、適応にならない選択肢もあります。
自分の歯が一番良いのは誰にとっても同じことです。
安易な抜歯はもちろんのこと、自分の歯を残す努力を怠ってはいけません。
しかし、抜歯が避けられない場合は、上記を参考になさってください。